夜景におすすめのレタッチ「ティール&オレンジ」をLightroomで作っていく

レタッチ

海外の映画などで使われているカラーグレーディング「ティールアンドオレンジ」。最近、SNSとかでもよく見るティール(青)とオレンジを組み合わせた色味のレタッチですね。今回は、Lightroomでティールアンドオレンジを作っていく方法を夜景に合わせて紹介したいと思います。

ティール&オレンジ

ティール&オレンジとは何か

写真や映像においてティールとオレンジの2色を強調させた編集技法のことを「ティール&オレンジ」と呼んでいます。ティールは、日本語で言うと鴨の羽色と表現される青緑色を指します。オレンジは、皆さんが容易に想像できるあのオレンジ色です。具体的な写真を1枚用意しました。

全体的に白っぽい光はティール色になり、オレンジや赤の広告の光はより強調されています。
この写真を見るとティールとオレンジを強調するととても良い色味になります。

なぜ、この組み合わせが良いのか

なぜ、この組み合わせが良いのか?

科学的なことを簡単に話すとこの2色は「補色」の関係にあり、相乗効果(補色調和)によって互いの色を引立たせているからです。

もう一つ視覚的な視点で考えると、温かみのあるオレンジ色は情熱的、エネルギッシュといった印象を与えます。一方、ティールは爽やかな印象を与え落ち着きを与えます。この2つの印象が人に心地よさを与えているようです。

このように、科学的な側面と視覚からの側面を見ると人の目に止まる配色なのです。今回は、レタッチの紹介が目的なので詳細を省きますが、下のページに色や心理的影響についてより詳細が載っています(全文英語ですが‥)

【参考】The Complete Tutorial On Orange and Teal in Photography

Lightroomでティール&オレンジを作っていく

色に関するポイントは以下のようになります。

  • 青の部分をティールの色にする。
  • 赤、黄色の部分をオレンジの色にする。
  • シャドウ(写真の暗い部分)を青色に寄せる。
  • ハイライト(写真の明るい部分)をオレンジ色に寄せる。
  • その他の色の彩度を落とす。

それでは、具体的な設定を見ていきましょう。基本的にはHSL/カラーカラーグレーディングをいじります。

色以外の基本設定をいじった画像かこちらになります。

色味をいじっていないので、自然な感じにはなっています。この段階で、基本補正やレンズ補正などを終わらせておきます。

HSL/カラー

最終的には上にあるようなパラメータになります。この数値についてはあくまで目安なので、データによって変えてください。まずは先程のポイントに書いたように、青色をティール、赤や黄色をオレンジに寄せていきます。

オレンジ

色相でレッド、オレンジ、イエローをそれぞれオレンジ色側へ寄せます。
そして、オレンジを強調させるためにオレンジの彩度を上げてオレンジとイエローを下げます。
最後に輝度を下げて調節します。

ティール

位相でアクア、ブルーをグリーン側へ寄せます。
そして、アクアとブルーの彩度を上げます。
最後にオレンジ同様、輝度を下げてバランスを取ります。

残りの色

グリーン、パープル、マゼンタは彩度を-100にします。
グリーンを落としたのは好みですが、パープルとマゼンタは落とすとティールが強調されます。

ここまでの仕上がり

HSL/カラーだけでも雰囲気が出てきました。

カラーグレーディング

ポイントに書いたシャドウとハイライトの部分についていじっていきます。

シャドウはティールに近づけるために色相180、彩度10、輝度-10にします。
ハイライトはオレンジに近づけるために色相30、彩度20、輝度8にします。

彩度や輝度はデータによって調整していいと思います。

完成

シャドウとハイライトに色を加えることで、より雰囲気を出すことができます。

作例

都内の夜景にティール&オレンジを適応させてみました。

基本的にはどこでも適応できそうですが、オレンジ色の光と青白い光があるといい感じになります。

Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS
ISO 100 / 16 mm / f11 / SS 10 s
Sony SEL24105G
ISO 100 / 35 mm / f13 / SS 8 s
Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS
ISO 100 / 24 mm / f13 / SS 5 s

まとめ

ティール&オレンジの基本事項については以下の3点です。

  • ティール&オレンジは、ティール(鴨の羽色)とオレンジ色を強調した編集技法のこと。
  • ティールとオレンジは補色の関係にあり、お互いを強調し合う。
  • ティールは落ち着き、オレンジは情熱やエネルギーを表現し、それを人に印象付ける。

Lightroomを用いたレタッチのポイントは以下の3点です。

  • 色相で寒色(アクア、ブルー)をグリーン側に、暖色は(レッド、オレンジ、イエロー)はオレンジに寄せる。
  • 目立たせたい色(ブルーとオレンジ)の彩度を上げ、輝度を微調整する。
  • カラーグレーディングを用いてシャドウにティール、ハイライトにオレンジを入れるとより雰囲気がです。

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