リフレクションの撮り方:反射を利用してカメラで鏡の世界を表現

撮影テクニック

カメラ関係でリフレクションというと、水溜りやガラスに映った景色のことを言います。SNSでも上下対称や左右対称の写真を見たことがあると思いますが、このリフレクションを利用して撮影されていることがほとんどです。

夜景にもオススメな構図であるリフレクション、今回はリフレクションの撮り方、探し方、レタッチについてまとめたいと思います。

リフレクションの良さ

今回は、日比谷のお堀でのリフレクションを参考に考えていきたいと思います。

リフレクションの良さは、「2分割法の構図」と「対称性」にあると思います。

まず、実世界と鏡の中の世界がちょうど半分映っている写真なので、2分割法の構図です。基本的な構図、かつ、シンプルな構図なのでバランスの良さを感じます。

次に、リフレクションは鏡のように景色が映っているので、対称性が生まれます。人間は、対称性を安定感のある心地よいものと認識するらしく、対称性のあるリフレクションは人間の感覚的にも良い構図なのかもしれません。

この2つが組み合わさって人間に安定感、落ち着き、心地よさを感じさせるからリフレクションは人気なのかもしれません。

リフレクションの撮り方

カメラを低く構える

地面に反射面があるとしたらカメラは反射面スレスレに構えます。画像はイメージですが、手持ちで撮影する場合は、地面にカメラをくっつけるくらいのイメージで撮影しましょう。

三脚を使ってリフレクションを撮影するときは、ローアングルで固定しやすいMOMANのミニ三脚を使っています。耐荷重も脅威の80 kgと強度抜群な三脚の使用感は別の記事にまとめています。

【参考記事】カバンにスッと入る!耐荷重80 kgのアルカスイス互換のオススメミニ三脚

風や雨のないタイミングを狙う

水に関係するリフレクション限定の話になりますが、雨が強く振っている時、風が吹いている時は注意が必要です。下の画像は、そこそこ雨が強いなかリフレクションを狙って撮影した写真です。

Sony a7iii Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS
ISO 100 / 16 mm / f6.3 / SS 1/20 s

雨が強いと水面が揺れてしまい、クッキリとしたリフレクションは撮れないです。逆にこの揺らぎが良いと考えるのもありですけどね。

画角は広角がオススメ

綺麗に撮るためには反射面に近づけるので、全体を映すにはある程度広く写せる画角が必要になります。場合によっては50 mmくらいの画角でも大きい反射面であれば問題なく撮れます。

次のブロックで紹介する写真にレンズと画角を載せているので参考にしてください。ほとんどの画像で広角レンズを使用して、16 mmの画角で撮影しています。

リフレクションがある場所

リフレクションは色々な場所で撮れます。私が撮ってきた場所を紹介していきます。

最も見つけやすく簡単に撮れるリフレクションかなと思います。
有名になっているスポットも多く、色々な場所で撮れます。

Sony a7iii Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS
ISO 100 / 16 mm / f13 / SS 5 s
Nikon D750  AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
ISO 140 / 27 mm / f 13 / SS 30 s

都内で有名なリフレクションスポット「晴海埠頭」では、風のオブジェ風媒銀乱や都心の夜景、東京タワーをリフレクションで撮影できるのでオススメスポットです。

【参考記事】晴海埠頭から夜景を撮ってみた。東京タワーにリフレクションも楽しめるスポット

水溜り

雨の日だけ撮れる期間限定のリフレクション。

Sony a7iii SEL24105G
ISO 100 / 60 mm / f13 / SS 13 s

水溜りは身近な所にもあるので、普段見ている景色がまた変わった景色に見えることがあります。先程の池と水溜り、水がある所にはリフレクションがあると考えていいかもしれません。

また、今までの写真は広角レンズを使って撮影していましたが、今回は60 mmとちょっと望遠よりです。ここの水溜りはかなり大きいのでこの画角でもこんな感じに映すことができます。

Sony a7iii Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS
ISO 8000 / 19 mm / f6.3 / SS 1/8 s

こちらの写真では、水溜りが小さく表面が凸凹していたので綺麗なリフレクションは諦めていました。しかし、この水溜りで撮影してみると、光芒と玉ボケが入り混じる不思議リフレクションになりました。

ガラス

都内を歩いているとガラス張りの場所をよく見つけます。ガラス面にカメラを近づけるとエスカレーターもこんな感じに撮れます。

Sony a7iii Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS
ISO 800 / 16 mm / f7.1 / SS 1/10 s

今まで載せていた写真は上下の対称でしたが、今回は左右の対称です。地面だけでなく壁とかに注目するとさらに幅が広がります。

床、イス

ビルや駅の床を見てみると表面がツルツルして鏡のようになっていることがあります。

Sony a7iii Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS
ISO 1250 / 16 mm / f7.1 / SS 1/8 s

この画像は、椅子のツルツルの面から撮っています。

スマホ、タブレット

スマホを使うとリフレクションは自分で作り出せます。

Sony a7iii SEL24105G
ISO 800 / 50 mm / f4 / SS 1/20 s

今までの対称性のあるリフレクションとは違ったリフレクションです。対称性を求めずに広告やライトアップを映すリフレクションも面白いです。ちなみにこの写真は、クリスマスツリーの装飾の玉ボケをスマホに反射させました。

Photoshopで合成

最後は写真と言って良いのかわかりませんが、Photoshopでリフレクションを作り出すこともできます。

本当は、浅草寺のリフレクションを狙っていましたが、その時の予報がハズレて雨が降りませんでした。悔しかったので、ゴリ押しでPhotoshopを使って合成しました。いつかこの合成も記事にできたらなと思います。

リフレクションのレタッチ

レタッチによってさらにリフレクションを目立たせることができます。

コツは段階フィルターを使うことです。
段階フィルターでリフレクション部分を選択し、露光量、シャドウ、黒レベルを調整し明るくします。そして、テクスチャー、明瞭度をあげるとよりパキッとしたリフレクションになります。

比較してみると変化がわかりやすいです。

左;フィルターなし 右;フィルターあり

まとめ

今回は、リフレクションはなぜ良いのか、撮影方法、場所、レタッチのコツについてまとめました。
全体的なポイントは以下のようになります。

  • 対称性は人間に心地よさを与える
  • リフレクションを撮るときは、反射面にレンズを近づけ目線を低くする。
  • 水があるとリフレクションは撮りやすい。
  • レタッチをするときは、段階フィルターを活用する。

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