望遠レンズは遠くのものを大きく写したり、切り取ることが出来るので主題を目立たせる事が簡単に出来るレンズです。しかし、望遠レンズは大きく重いものが多く、敬遠する方もいるかもしれません。そこで、オススメしたいレンズが、ライトバズーカと呼ばれる「SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS」です。今回は、SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OSを紹介したいと思います。
目次
SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OSの基本情報

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OSの基本スペックは以下のようになります。
焦点距離 | 100 – 400 mm |
開放絞り | 5 – 6.3 |
最小絞り | 22 – 29 |
絞り羽根 | 9枚 |
フィルター径 | 67 mm |
手ぶれ補正 | あり(約4段分) |
最短撮影距離 | 112 cm(Wide) – 160 cm(Tere) |
重さ | 1,140 g |
三脚座 | あり(別売り) |
ちなみにこのレンズには、Eマウント以外にLマウント版もあります。
SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OSのオススメポイント
まず、このレンズのオススメしたいポイントをまとめました。
- 軽くて小さい
- 手ぶれ補正はかなり効く
- 三脚座に対応している
- 価格も手を出しやすい
これらのポイントを踏まえて最もオススメしたい理由は、400 mmという焦点距離を気軽に使える点です。望遠レンズはそんなに出番がなさそうという方にもオススメのレンズです。
大きさと重さ

画像を見るとデカくないか?と思われてしまいそうですが、望遠レンズとしては小さくて軽いので、携帯性は抜群に良いです。以前紹介したEndurance Extという一般的な大きさのカメラバッグにも問題なく収納できます。
【参考記事】「Endurance Ext」をレビュー。オシャレかつ旅行にもオススメなカメラバッグ
「Endurance Ext」をレビュー。オシャレかつ旅行にもオススメなカメラバッグ – よるどり重さが1,140 gなので軽いというわけではないですが、性能を考えると軽いレンズであることは間違い無いです。さすが、別名ライトバズーカです。
手ぶれ補正

ISO 500 / 170 mm / f6.3 / SS 1/25 s
手ぶれ補正もしっかりと効きます。上の写真は手持ちで撮影した写真ですが、170 mmの焦点距離に対して1/25 sのシャッタースピードで撮影しています。手すりに肘をなるべく固定して撮影したとはいえ、写真を見返してもほとんど手振れがなかったのは驚きです。
三脚座に対応

三脚を使う方のみのメリットになってしまいますが、このレンズは三脚座が使えます。望遠レンズでも物によっては三脚座が存在しないものもあるので、夜景メインの私にとっては大きなメリットです。ちなみにアルカスイス対応です
価格
本体価格は105,300円です(2021.04現在)。同じようなレンズとしてSony FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSがありますがこちらは約30万円です。Sony純正の1/3の価格で400 mmまで使える望遠レンズが手に入るのは凄いですよね。
SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OSの欠点
三脚座は別売り
三脚座に対応していることはメリットですが、別売りというデメリットもあります。しかも値段もそこそこ高く1万円近くします。この三脚座はSIGMA 105mm F1.4 DG HSM | Art の三脚座と共通ですので、もし既に持っている人がいれば新たに購入する必要は無いです。
ちなみに今は値段が約半分のサードパーティー製の三脚座も売っているようです。私は、発売してからすぐにこのレンズを購入したので、当時はこんな製品ありませんでした(泣)
解像度はそこそこ
Sigma = カリカリ、解像度高めというイメージを持つ方も多いと思いますが、このレンズに関しては正直そこまでです。まぁArtシリーズでは無いので解像度よりも携帯性を優先した設計だからだとは思いますが、Sony純正のレンズやArtシリーズと比べるとやや緩い写りに感じてしまいます。
作例
なるべく焦点距離がバラけるように写真を選びました。400 mmまで写せるので、お台場から東京タワーを狙うことも出来ます。

ISO 100 / 151 mm / f9 / SS 4 s

ISO 100 / 181 mm / f13 / SS 6 s

ISO 100 / 243 mm / f13 / SS 13 s

ISO 100 / 280 mm / f13 / SS 5 s

ISO 100 / 400 mm / f13 / SS 13 s
なぜこのレンズに決めたか
レンズ選びのポイント
望遠レンズを買う際に決めていた軸は以下のポイントです。
- 望遠レンズの出番は少ないのでなるべく安いレンズが良い
- 三脚座は欲しい
- 既に24-105 mmは持っているので、なるべく焦点距離は被らないようにしたい
悩んだレンズ
また、比較して悩んだレンズは以下のものになります
- Tamron 70-180mm F/2.8 Di III VXD(Model:A056)
- Sony FE 70-200mm F4 G OSS
- Sony FE 70-200mm F2.8 GM OSS
はじめはいっそのことGMレンズを買ってしまおうと思い、買う前にレンタルして使ってみましたが、あまりにも重くて選択肢から外れました。ボケや写りは最高でしたが、1日振り回すのは正直しんどかったです。そして、望遠レンズの出番を考えると25万円近く払ってレンズを買うのもなーと思ってしまいました。
次にTamronとSonyのF4通しのレンズで悩みましたが、既に105 mmまでのレンズを持っているので明るさよりも焦点距離が欲しいなと思いSigmaのレンズに決めました。
まとめ:SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OSがオススメな人
今回はSIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OSのレビューを書いてみました。私が使ってみて感じるこのレンズをオススメしたい方は以下のような方です。
- 気軽に使える望遠レンズが欲しいが、そんなに出番はなさそうな方
- 軽いレンズを探している方
- 200 mmの望遠じゃ足りない方
- 三脚座必須の方
性能を考えるとかなりコスパの良いレンズなので、特にちょっと望遠レンズを試してみたいなんて方にオススメしたいです。
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